お金との付き合い方

仮想通貨はこれからどうなる!? 未来のお金について考えてみよう

仮想通貨のこれから

今や相場の大暴落で興味関心が失われている仮想通貨。

堀江貴文さん(@takapon_jp)の『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』を読んだので、内容に触れつつ、私の仮想通貨の未来観を提示します。

★今回の記事の概要★

  • 読んでほしい人
    将来、仮想通貨とお金はどうなっていくのか興味のある人
  • 扱うテーマは?
    仮想通貨とお金
  • 伝えたいこと
    暗号通貨は、お金という手段を通じて、歴史的に大きな影響を与える可能性を秘めている。
  • この記事を読んで、得することは?
    仮想通貨を投機の対象ではなく、人類に大きな影響を与えるテクノロジーと捉えることができます。

仮想通貨の現状について

仮想通貨の現状をグラフで大まかに確認してみましょう。

CoinMarketCapからの画像になります。

仮想通貨 時価総額 仮想通貨 銘柄比率

出典:CoinMarketCap

  • 時価総額は、最高時の3割程度に落ち込んでいる(2018/07/05時点)。
  • 王者ビットコインが仮想通貨全体の時価総額に与える影響は少なくなってきている。
  • Ethereum(イーサリアム)やRipple(リップル)などの影響力が増えてきている。

現在の仮想通貨の現状について、確認してみました。

私を含め仮想通貨に参入した人は2017年中の人が多いと思います。参入時より、状況が悪化している人がほとんどなのではないでしょうか?(笑)

現在はどの国も、金融緩和といって、お金の量を増やす政策をとっていますから、膨大なマネーが投機対象としての仮想通貨に流れ込んでいたということでしょうね。

ビットコインは2017年末には、200万円を超えるところまで到達しましたから、バブルであったといって良いでしょう。

ここまでの説明は、仮想通貨の価格(Price)についてのお話です。投資とか投機の世界のお話です。ただ、今回の記事では、そこが主眼ではなく、仮想通貨のそもそも論について切り込んでいきます。

仮想通貨が出現した意義。

お金の未来について。

国家とお金。

集権と分散。

こういった内容について、今一度考えてみましょう。

そもそも、お金って何のためにあるの?

  • お金は経済をスムーズに回すための手段。

Rのブログでは、お金の本質に迫る記事を過去に書いています(信用や負債、色々な観点からお金を分析しています)。

過去記事を読んだほうが、今回の記事を理解できると思うので、ぜひ読んでください。

要は、お金は経済をスムーズに回すための手段ということです。

現代のお金として機能するためには、以下の5つ条件が必要になります。

(信用貨幣論で言う所の)お金として機能するための5条件

  1. 信用と負債の関係であること
  2. 通貨単位が明確であること
  3. 譲渡性があること(誰かに譲り渡せること)
  4. 債務不履行の可能性が極めて低いもの(デフォルトが無いもの)
  5. 莫大な流動性があること(市場に出回る量が多いこと)

前にビットコインがお金として機能するかどうかを検証しました。

詳しくは上記3の記事を御覧ください。

お金は個人のもの? 国家のもの?

  • お金は誰でも創れます。個人でも。
  • ただ、現代のお金のほとんどを創り出しているのは、国家です。

よく勘違いしている人がいるのですが、お金は、個人でも創ることができます。

個人が発行するお金は、「小切手」と言われます。個人に信用力があれば、お金を創造することができます。

ただ、経済を回すほどのお金を個人が流通させることはできないので、結局、今のお金は国家と切り離すことができません。

400年近く前にイングランド銀行が設立されて、お金と国家は密接な関係になりました。

国家の信用力に基づいて、お金が管理されるようになったのです。

1971年までは、国家がお金をゴールドと紐づけて管理してました。

1971年には、ニクソンショックにより、ドルとゴールドの紐づけは無くなりました。

Youtubeで見るニクソンショック(1971)

本当に国家の意思1つで、お金を刷りまくることができるようになったのです。

その結果が、マネーじゃぶじゃぶ現象です。

何の裏打ちも無くお金を擦れるようになったのですから、各国はどんどんお金を刷りまくります。

誰も文句は言えません。理由は、お金は国家が管理するものだからです。

そして、ここにこそ、今回、ビットコインを始めとする仮想通貨が出現した革命的な意義があります。

仮想通貨とブロックチェーン お金が国家と分断される

  • 国家が管理しないお金が、ブロックチェーンによって出現した。
仮想通貨とブロックチェーン

ビットコインがお金として機能するかどうかを検証したRの記事では、いまだビットコインはお金として機能しないと結論付けてはいるものの、国家が管理しないお金というアイデアは衝撃的です。

P2Pやブロックチェーンという仕組みを持っている暗号通貨は、いわゆる管理者がいません。ネットワーク上に、ノードと呼ばれるPCで分散管理されていて、ブロックチェーンでの承認を経由して、各取引を完結させていきます。

そこに、国家の信用力という今までの観点はありません。一元的に管理する主体がいなく、ノードにより、一定時間ごとに各取引が承認されていくのです。

自国通貨を信用できない人々は世の中にたくさんいる

インフレーション

僕たちは日本円という、世界的に見ても、非常に強力とされる通貨のもとに暮らしている。

『これからを稼ごう』堀江貴文 P84

我々、日本人には理解しづらい感覚だと思います。幸いなことに、我々が普段使用している「日本円」は世界的に見ても非常に安定している部類に入ります。

だから、「ビットコインの有用性」がわかりづらくなっていますが、世界を見ると、そんなことがないことがわかります。

通貨の発行をしまくり、インフレーションが進みすぎて、紙幣が機能しなくなってる国もあります。そんな中で、ブロックチェーンに基づくお金が出現したとなれば、革命的と言わざるを得ません。

ビットコインは、国家への反逆か福音か?

今までは、お金を欲しいままにしてきた国家ですが、ブロックチェーン技術を使った暗号通貨により、状況が変わりました。

正直、国家は恐れているのではないでしょうか

今まで独占してきた通貨発行権が、暗号通貨によって崩れ去ることになってしまう可能性があるのですから。

しかも、その相手が国家の干渉を受けない目に見えないブロックチェーンという技術。規制の仕様がありません。

取引所等は国家が制限できるでしょうが、暗号通貨の基盤となっている、ブロックチェーンを始めとする「テクノロジー」に国家は制限をかけられません。

テクノロジーは常に優越するのだ。テクノロジーの持つ力をもってすれば、国家の通貨発行権ぐらいは、当然将来的にはなきものになるだろう。

何度でも繰り返そう。規制は決して技術に対抗できない。守る側の方が、遅い。だから、僕は新しい方に張るのだ。

『これからを稼ごう』堀江貴文 P168

仮想通貨を投機対象ではなく、テクノロジーと見る

  • 仮想通貨は投機対象ではなく、テクノロジーである。

仮想通貨は、値動きが激しいので、どうしても投機対象として見られがちです。

仮想通貨で、億り人になった人も出ています。

ただ、今からそうした投機対象として仮想通貨を見た場合、成功する可能性は低いでしょう。

お金という媒体技術、メディアは人類とともに、発展を続けてきました。お金は、経済を活性化させるために、世界をつなぐために、必要な技術であり、システムです。

そんなお金は近年までは、国家が管理してきました。

そこにきて、ブロックチェーンによる暗号通貨の出現。

まさに、お金、人類、国家、今までの近代国家の枠組みでは捉えきれない技術の出現です。

我々は、現時点で、もしかしたら金融史上、革命的な瞬間に立ち会っているのかもしれません。

イーサリアムというスマートコントラクト

イーサリアムとスマートコントラクト

仮想通貨の中で、ビットコインについで時価総額No.2の位置にあるのが、Ethereum(イーサリアム)という暗号通貨です。

非常に興味深い暗号通貨です。

ブロックチェーンは、各取引の送受信履歴を各ノードが承認するというのが基本です。

しかし、このイーサリアムは、取引の送受信履歴に加えて、契約内容や契約の履行までを付加するというアイデアを持ち合わせています。

契約は近代法の大原則です。今まで、契約の履行を最終的に担保する者は、国家でした。

国家が法律を制定し、それを行政機構である裁判所を通じて、債務を強制的に履行させるという仕組みです。

国家がその信用力で、経済の中心概念である契約を、最終的に履行させていたのです。

契約の制定から履行までをも、暗号通貨上(イーサリアム)で実現できるとなれば、その衝撃も計り知れないでしょう。

国家とは何か?

お金とは何か?

法律とは何か?

テクノロジーとは何か?

こうした、基本概念を覆す大きな革命です。

法定通貨vs暗号通貨の行方はいかに?

法定通貨と仮想通貨
  • 通貨発行権の独占は、当分、国家の管理下にあると予測される。
  • ブロックチェーンを始めとするテクノロジーの発達で、暗号通貨がお金の表舞台に出てくる可能性も大いに有り得る。

法定通貨は、Fiat(フィアット)とも呼ばれます。

それに対して、仮想通貨は「Cryptocurrency」と呼ばれます。クリプトとは暗号という意味です。ブロックチェーンには、暗号技術が使用されているからです。

クリプトとフィアットが対立状態になるのか、和解するのか、それとも一方が取り込むことになるのか。

もう、これはお金という手段を超えた、人類の歴史的な営みのワンシーンを飾る出来事でしょう。

人間には、将来を見通す能力がありません。Rにもどうなるのか、さっぱり検討が尽きません。

もしかしたら、堀江さんが予測するように、国家の手から通貨発行権が陥落する日も来るかもしれません。

その日のために、ゆっくりと暗号通貨を今のうちに仕込んでおくというのも良いかもしれません。

Rも複数の暗号通貨を保有しています。リスクは分散して管理するのが鉄則です。

法定通貨も安定した地位を維持できるのかわかりませんからね。

この記事で伝えたかったこと

  • 現状、仮想通貨は下火になっているが、金融史上、革命的なテクノロジーである可能性が高い。
  • お金は、ここ400年ほど、国家の信用力をもとに、国家が独占して発行してきた。
  • 管理者がいなく、国家の干渉を受けない「お金」という考え方は、非常に斬新であるということ。
  • 仮想通貨は投機対象ではなく、テクノロジーであると認識するのが大切であること。

仮想通貨で爆益を出した人も、全力買いで瀕死になっている方も、もう一度この記事を読んで、仮想通貨の歴史的な位置づけを確認してもらえたら、と思います。

ブロックチェーンに基づく暗号通貨の出現は、案外、金融史上、大きな革命の火種になっているのかもしれませんね。

レボリューション(Revolution)。

Re(再び)+Volve(回転)で、お金の概念は、再び、回転して動き出しているかも知れませんよ。

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公務員 投資家R
公務員 投資家R
20代地方公務員。投資、公務員、読書、映画などの情報を発信しています。21世紀は「信頼と信用」が何よりも重要になってくると考えて、ブログを運営しています。利益だけを追わない、信用を貯める。利益は後から結果的についてくる。

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