今日の記事では、「インデックス投資家は、米中貿易戦争を気にせず、たんたんと積立をすれば良いこと」を説明します。
米中貿易戦争を嫌気 NYダウ続落
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引用:ヤフー・ファイナンス
トランプ政権は23日、中国を主な標的に、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置を発動。中国商務省は同日、128品目の報復対象を発表し、第1弾として米国からの果物、ワイン、鋼管などに15%、第2弾で豚肉やリサイクルアルミに25%の関税をそれぞれ上乗せすると明らかにした。
これとは別にトランプ大統領は通商法301条に基づき、中国の知的財産権侵害への貿易制裁発動を命じる文書に署名。最大で年間600億ドル(約6兆3000億円)相当の中国製品に25%の関税を課す見通しで、中国商務省は「貿易戦争を決して恐れない。十分な準備ができている」と報復で応じる姿勢を鮮明にした。一部引用:時事ドットコムニュース
トランプ政権の保護主義が顕在化してきました。
そして、中国も経済大国としての自認がありますから、これに負けじと報復を発表しました。
これを受けて、NYダウを中心とする世界の株価指数が大幅続落しています。
私達、インデックス投資家は、こうした貿易戦争をどう捉えればよいのでしょうか?
貿易戦争なんて、資本主義の未来にとって見れば、大したことない

前に説明したとおり、資本主義はこれまで、数々の試練を乗り越えてきました。
貿易戦争? そんな小さなこと気にする必要無いです。
米中貿易戦争のニュースを世界中の人達が見ています。
だからといって、カピタルを含め彼らは、普段の行動を変えますか?
変えないです。
アップル社のiPhoneを使ってニュースを見て、スタバでパソコンをいじってるでしょう。
のどが渇いたらコカ・コーラを飲んで、お腹が空いたら、McDonaldでハンバーガーを頬張るでしょう。
膝を擦りむいたらジョンソン・アンド・ジョンソンのバンドエイドを使います。
朝起きたら、P&Gのジレットを使って髭を剃り、出勤の準備を整えます。
会社に出勤して、マイクロソフト社のExcelやWordを使って仕事をするでしょう。
ちょっとしたメモには、MMMのポスト・イットを使います。
もうさすがにいいでしょう(笑)。
とまぁ、こんな風に、米中貿易戦争などそっちのけで、人々の動きは変わりません。
世界中の人達が、今までどおりの行動をします。
カピタルもそのうちの1人です。
インデックス投資は、資本主義の未来を信じることに他ならない

水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』のレビューで触れましたが、インデックス投資とは、資本主義の未来を信じることです。
お金持ちになりたい。それも早く。
新しい物が欲しい。便利な物が使いたい。
そんな人間の欲望を原動力とする資本主義です。
100年前の人間も、今を生きる我々も、100年後を生きる人間も、思うことは同じです。
この資本主義は、地に墜ちても墜ちても、常にその大底から蘇ってきました。
資本主義の未来を信じて、毎月の積立投資を継続するのです。
米中貿易戦争なんて、資本主義の未来には、どうでもいいことです。
インデックス投資家は、ゆっくりと資本主義の未来を信じて、毎月こつこつと積立投資をしましょう。
いや、それこそが、インデックス投資家の本来の仕事です。
目先の事件に狼狽して、インデックス投資を止めてしまうのは、本当に勿体無いことです。
この記事で伝えたかったこと
- 貿易戦争などという目先の事件にとらわれず、もっと長期的な視点で投資を考えてほしいこと。
- 貿易戦争が起きたからといって、世界中の人達の行動は変わらないということ。
- 資本主義の未来にとってみれば、貿易戦争なんて大したことはないということ。
- 資本主義の強力な未来を信じて、毎月たんたんと積立投資をすることが、インデックス投資家の真髄であること。