【衝撃】あなたのお財布に入ってるそのお札って、誰かの借金だったって本当!?

投稿者: | 2018年4月8日
今回の記事の概要・記事を読むのに要する時間:7分程度
・今回の記事の内容:あなたが持ってるお金は、もともと誰かの借金なんだよ、って話。
・今回の記事の効果:お金の認識について、コペルニクス的転回を起こしてもらうこと。

 

 

お金は負債ってことは、お金は借金ってことなの!?

貨幣 負債 お金

前回の記事で、お金は信用であり負債であることをご説明しました。

今回の記事では、前回の内容を踏まえたお話になるので、前回の記事を読んでない方はまずは以下の記事を読んでからのほうが良いです。

 

負債ということは、早い話が借金ということです。

Rのブログを読んでくれている方ならわかると思いますが、お金は借金をしたときに生まれるという説明をしてきました。

それはお金が負債だからです。お金は負債が生まれた瞬間に生じるので、借金をしたときに生まれるということと同じなのです。

 

ただ、これも具体例を使って話さないと理解できないお話になります。

今日は、銀行さんに登場してもらいましょう。

 

そして今回テーマとして取り上げるのが、銀行の融資です。

銀行は皆さんから預かったお金を元手に、顧客に融資していると思ってませんか?

 

「えっ、銀行って、私達が預けたお金を貸して利息を取るのが、仕事じゃないの?」と思った人が大半でしょう。

それは、本質を理解したとは言えません。

さぁ、前置きはこの辺にして、説明に入っていきましょう。

 

銀行は、預金者の元手を使って、融資をしてるんじゃないの?

お金の種類を確認しておこう

お金と一口にいっても、様々な種類のお金があります。

現金、預貯金、硬貨、色々あります。

今回、確認しておきたいのが、現金と預金の2つです。

 

現金と預金、両方とも現実の経済でお金として機能していますが、どっちのほうが多いと思いますか?

さぁ、日銀のHPから資料を引用してみましょう。

 

はい。

Rが日銀の資料から作成してみました。

なんと、預金が87%です。世の中に出回るお金の87%が預金として銀行に存在する預金通貨なのです。

あの1万円札などの手にとって触れる物理的なお金は、世の中に出回るお金全体の10%程度なのです。

 

なんで、この資料を引用したのかというと、世の中の預金通貨のプレゼンスの大きさを理解してほしかったからです。

 

銀行は預金者の預金を元手に、融資をしているのではない

結構いい大人して、このことを理解していない人が多いです。

銀行は預金者の預金を元手にして、顧客に融資をしてると思っている人が本当に多いです。

 

衝撃的な事実を言いましょう。

銀行は、手元にお金が無くても、預金を創造できます。

これは、社会科の授業とかで習うあの有名な「信用創造」という現象です。

 

はっきり言って、今のお金の仕組み上、銀行は最強です。

信用創造で、無から有を作り出せるのですから。

 

住宅ローンを例に、信用創造の瞬間を確認してみる

さて、抽象的な言い回しはやめて、銀行が信用を使ってお金を創造する瞬間をみていきましょう。

例えば、住宅ローンを考えてみましょう。

 

公務員Rが家を建てるのに、カピタル銀行に出向いたとします。

公務員という肩書を利用して無事にローンの審査が下りたとしましょう。

 

そしてカピタル銀行は、Rの預金口座にお金を入金します。

はい!この瞬間!

銀行がRの預金通帳に、お金を記帳した瞬間です。

これがまさにお金が創造された瞬間です。

 

そして凄いことに、カピタル銀行は、Rの通帳にただ数字を書くだけでOKです。

今はデジタルの数字ですが、昔は万年筆でお金を借りる人の口座に数字を書くだけでした。

アメリカの経済学者のJ・トービンが命名した、かの有名な「万年筆マネー」です。

万年筆

ただ書くだけです。その裏にお金があるかどうかは関係ありません。

「そんな詐欺みたいな話あんのかよ?」と思うかもしれませんが、これが信用創造です。

 

預金通貨は最終的に現金通貨によって裏打ちされていることで「貨幣(お金)」として機能する

なぜ信用創造で供給された銀行預金がお金として機能するかについても説明しておく必要がありますね。

銀行の預金がどうしてお金として機能するのかを考えることはとても重要です。

別の質問に変えて、その本質を浮かび上がらせてみましょう。

 

銀行預金は何に裏打ちされて、お金のとしての機能を保っているのか?

その答えは、現金通貨に裏打ちされているということです。

 

我々が利用できる銀行(メガバンクを始めとする市中銀行)は、中央銀行に預金準備として一定の通貨を保有することが法律で決められています。

預金者の払い戻しに備えているのです。

 

預金者が払い戻しをしたときに、現金をATMから引き下ろせなかったら、信用が崩壊してしまいます。

世の中のお金の動きが止まってしまいます。

 

銀行の預金は、中央銀行が発行する日本銀行券との流動性(交換)が保証されているから、お金として機能していることを、ここでは押さえておいてほしいです。

お金は借金をしたときに生まれる なぜならお金は負債だから

さぁ、いよいよ面白くなってきました。

お金は借金をしたときに生まれる。お金は負債であり、信用でもある。

 

どうですか?色々とつながってきませんか?

お金は銀行の信用を元に創造されました。

 

そして、何で銀行はお金を創ろうとしたのか?

それは、Rが住宅ローンの申し込みをしたからです。

ローンですから、借金です。債務です。

 

あなたのお金は誰かの借金!?

今回の記事のタイトルを思い出してみてください。

「【衝撃】あなたのお財布に入ってるそのお札って、誰かの借金だったの!?」ですよ。

 

カピタル銀行が、Rの預金通帳にお金を入金します。

そのお金で、Rは建設会社にお金を払います。

 

建設会社は、そのお金で従業員に給与を支払います。

建設会社の従業員の預金口座に給与が振り込まれます。

 

従業員が肉まんを買うために、預金通帳から、1万円を下ろしました。

従業員の財布の中には、1万円札が入ってます。

 

あれ?このお金ってどこから来たんだっけ?

賢いみなさんなら、わかりますよね。

 

そうです、なんとRの借金です。

Rが住宅ローンをしたときのお金です(負債)。

 

だから、お金は基本的には、誰かの借金なしには成立しないのです。

あなたの預金通貨も誰かの借金、あなたの財布に入っている紙幣も元は誰かの借金です。

 

Rはこの事実を本当に理解したとき衝撃が走りましたよ…。

知的興奮とはこのことを言うのですよね。

 

借金をしたときにお金が生まれるなら、借金がなくなったときにお金は消えるの?

さてこの話にはまだまだ続きがあります。

お金は借金をしたときに生まれます。お金の誕生の瞬間です。お金が市場に供給される瞬です。

 

ということは、お金が死ぬ瞬間もあるってこと?

そうです。

 

お金が死ぬ瞬間はいつでしょうか?

それは、借金を返済し終えた段階です。つまり、負債が消滅した瞬間です。

そしてもっと凄いことに、借金がなくなった瞬間に、お金は市場から蒸発してしまうということです。

 

借金を返済すると、社会全体でみると、景気が悪化してしまうことに

借金を返済することは個人的には良いことなのですが、社会全体にとっては、良くないという衝撃の事実です。

ちなみに、個人にとっては最適の行動でも、社会全体で見ると悪影響を及ぼしてしまうことを「合成の誤謬」と言います。

 

まさに、借金の返済は合成の誤謬です。

Rがせっせと借金を返すことによって、市場に供給されたお金がどんどん無くなっていくのですから。

 

資本主義は借金をし続けないと、経済を回せないシステムです。

自転車操業の経済システム、シュッシュッポッポ、まるで機関車のようです。

人間の欲望を原動力として、常に誰かが借金をし続けないと、回らない経済システム、それが資本主義です。

 

無から有を生み出して、それに金利をつけて金を貸すのが、銀行なのです。

銀行は現代の貨幣システムの下では、超重要な存在です。

お金の87%を支配しているのが、この市中銀行なのですから。

銀行の融資担当が融資を決めて、借入者の預金通帳にお金を記帳した瞬間にお金が創造されるのですから。

 

 

もっと面白い話をしましょう 銀行は信用創造で無限に預金を創造できるのか?

コペルニクス的転換

皆さんは、銀行は自分の資金力の大きさに貸出の制限を受けること、とお思いでしょう。

世間の多くの人も上のような考え方をしています。

実はそれは違います。

 

コペルニクス的転回がまさにここで起こります。

銀行は信用創造ができるので、理論上は無限に貸出ができます。

じゃあ、預金の貸出に制限はないのかと言うと、それはあります。

 

銀行の資金力が貸出の制約にならないのなら、何が貸し出しの制約になるのか。

それは、負債者の返済能力には制約を受けることになります。

 

Rは住宅ローンで3000万円借りれば、定年前にローンを返し終えることはできるでしょう。

しかし、これが、2億円とか3億円とかだったらどうでしょう?

 

ムリですよね。死ぬまで働いても、借金を返済できないです。

つまり、預金の貸出は債務者の返済能力に制限を受けるということなのです。

 

この記事で伝えたかったこと

  • お金は負債なので、借金をした瞬間に創造される。
  • 銀行は自行の資金力とは関係無く、信用創造と言う名のもとにお金を創造できる。預金通帳にただお金を印字するだけでお金が創造される。
  • 市場に流通しているほとんどのお金は、預金通貨であるということ。
  • お金は債務だから、あなたの預金通貨にある預金も、財布の中にある現金も、もとを正せば誰かの借金であるということ。
  • 借金を返すことによって、お金は消滅すること。
  • 借金を返済することは個人にとっては良いことでも、社会全体で見ると悪影響が出てしまうこと。
  • 銀行の預金の貸出は、自行の資金力ではなく、負債者の返済能力に制限を受けるということ。
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ 積立投資へ にほんブログ村 株ブログへ
皆様のバナーへのワンクリックが、私の1記事への原動力です。よろしくお願いいたします(^^♪
よろしければ、シェアしてください(*^^*)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です