【必見】あなたの財布に入っているそのお札。それは誰のお金?

投稿者: | 2018年4月7日
今回の記事の概要読了時間:10分
記事の内容:「お金って何なの?」ってことがわかる。
記事の効果:お金の本質が理解できると、世界の見え方が変わります。

 

*すみません、今回の記事は本気の記事なので、軽い気持ちで読むと疲れてしまうかもです。

こころして、読んでみてくださいw。

良くも悪くも、お金(貨幣)は資本主義の中心に位置する存在

お金(紙幣)貨幣

さぁ、ついにこの瞬間が来ました。

Rはこの「お金とは何か?」という問いに結構な時間をかけてきました。

 

私はある意味で「お金が好き」です。

いきなり、拝金主義者みたいなこと言ってスミマセンw。

正確に言うと、お金の本質(真の姿)を探るのが好きなんです。

 

「どうして、単なる紙切れがお金として通用するのか?」

「どうして、単なる紙切れを巡って、人間は争いをするのか?」

「どうして、お金のために、道徳的に離叛するような行為を取ってしまうのか?」

 

あらゆる疑問がわいてきます。

現在では、多くの国が資本主義を採用しています。

その資本主義の中心にくるのが、良くも悪くも、この「お金(貨幣)」です。

 

お金が無ければ、食べるものも、着る服も買えません。

皆、お金を稼ぐために、毎日毎日、労働してます。

すべてお金のためです。

 

企業はなぜあるのか?

利益を挙げるためです。利益とはつまり、お金のことです。

 

節約のテクニックがネット上に色々と出てますが、これも、「より多くのお金」を貯蓄するためのニーズがあるからです。

 

お金とは何かについて、理解している人は少ない

とにかく我々の周囲には、ほぼ全てのことにお金が絡んでいます。

でも、どうですか?

そのお金の正体について、きちんと理解してる人は、いるのでしょうか?

皆、なんとなくお金を使っているのでは無いでしょうか?

 

ここで、超重要なお金の正体について、今一度確認しておきましょう。

見えてくる世界が全然違ってきますよ!

 

お金(貨幣)になるための、5つの条件

 

まず、いきなり結論ですが、お金(貨幣)とはどんな性質を持ったものなのかを示します。

お金として機能するための5条件

  1. 信用と負債の関係であること
  2. 通貨単位が明確であること
  3. 譲渡性があること(誰かに譲り渡せること)
  4. 債務不履行の可能性が極めて低いもの(デフォルトが無いもの)
  5. 莫大な流動性があること(市場に出回る量が多いこと)

はい、いきなり面食らっちゃったそこのアナタ、大丈夫です。

Rの解説能力をフル活用して書いた記事です。

なるべく、わかりやく書いてますので、このまま読んでみてください。

信用と負債の関係?

信頼

イングランド銀行は、今のお金の仕組みを最初に作り上げた銀行

ある本の、一文をご紹介します。

ならば改めて問い直そう。貨幣の本質とは、何か。

この問題を巡っては諸説があるが、イングランド銀行は、その季刊紙(2014年春号)に掲載された「現代経済における貨幣:入門」において、「今日、貨幣とは負債の一形式であり、経済において交換手段として受け入れられた特殊な負債である」と述べている。

『富国と強兵』(2016)中野剛志 P54 赤字はRが付け加えたもの

この文章を引用したのは、イングランド銀行が、お金は負債である、と言っている点を強調したかったからです。

 

言うまでもなく、イングランド銀行は、イギリスの中央銀行のことです。

このイングランド銀行は、現代のお金の仕組みを構築した銀行として有名です。

そのイングランド銀行が、「お金は負債である」と言っているので、この点はきちんと押さえておく必要があります。

 

お金が負債(信用)ってどういう意味?

お金が負債(信用)なのはまず暗記してもらえたと思います。

でも、読者の皆様は、「お金が負債(信用)」の意味がわからないと思います。

それを説明します。

 

具体例を使いながら説明します。

*お金がない世界を想像してください。

 

登場人物はRとコンビニの店員の2人です。

 

コンビニには様々な商品が陳列されています。

Rはその中から、アイスが食べたいと思いました。

 

アイスをレジに持っていき、Rはアイスを手に入れようとします。

でもお金が無い世界です。

どうするか?

 

ここで、負債の話が出てきます。

 

R
このアイスをください!
コンビニ店員
何と交換してくれるんですか?

 

ここで、RはAmazonで新発売のボールペンを予約していたのを思い出します。

R
今度、新発売のボールペンと交換するのはどうですか?後ほど、お持ちします。
コンビニ店員
あの新発売のボールペンですか。承知しました。取引成立です。

 

無事にRはアイスを手に入れることができました。

Rは、何を使って、アイスを手に入れましたか?

負債(信用)です。

 

「後で、新発売のボールペンを持参しなければならない」という負債です。

負債とは誰かに負っている義務のことです。

ここで、一度、図を使って整理してみましょう。

 

信用と負債の関係

Rは「コンビニ店員に後日、新発売のボールペンを持参しないといけない」義務があります。つまり、負債です。

一方、コンビニ店員は、「Rから後日、新発売のボールペンをもらう」権利があります。

ここでの、ポイントは同時決済では無いという点です(タイミングがずれる決済)。

さらに言えば、信用と負債は表裏一体の関係ということです(Rから見れば負債、店員から見れば信用)。

 

Rは後日と言っているので、同時決済では無いです(信用取引とも言える)。

コンビニ店員は、Rに対して「信用」を与えたということです。

逆に言えば、Rはコンビニ店員に「負債」を与えたということです。

 

ここまで理解できたでしょうか?

 

現実の経済は、無数の「信用と負債の関係」で満ち溢れている

上に出した、Rとコンビニ店員の例のような取引が、いたるところで起きるのが現実の経済です。

これは、日本だろうがアメリカだろうが変わりません。

お金を使っているところでは、どこでも生じる取引です。

 

つまり、「信用と負債の関係」がいたる所で生じるのです。

そして、さらに言えば、Rは負債を負った者ですが、取引によっては、信用を与える者(コンビニ店員の立場)にも成り得るのです。

現実の経済では、その方が通常でしょう。

 

この「信用と負債の関係」を円滑に処理するために出来たのが、「お金(貨幣)」です。

負債が消えた段階で、この「信用と負債の関係」は消滅します。

つまり、Rがコンビニ店員に新発売のボールペンを持参した段階で、この取引は終了します。

 

必ずしも、特定の負債を第三者が引き受けてくれるとは限らない

でも、ここで問題が生じるのです。

ここで、もう一つのパターンを考えてみましょう。

コンビニ店員がRから新発売のボールペンを貰える権利を持った状態で、コンビニ店員が新たに別の第三者と取引を行った場合です。

 

コンビニ店員
りんごをください
第三者
何と交換してくれるんですか?
コンビニ店員
私のRさんに対して保有してる負債でどうですか(ボールペンを貰える権利)?
第三者
そんなのでは、ダメですね。

 

こう言われた段階で終了です。

 

 

でも、当たり前ですよね。

自分が第三者の立場になったとして、考えてみてください。

「どこの馬の骨かわからない「R」とかいう奴からボールペンを貰える権利?笑わせるなよw。」と思われても仕方ありません。

Rの「負債」が市場の取引でどこでも使えるかは不明なのです。

 

こうして、円滑な取引が出来なくなります。

「信用と負債の関係」を処理できないのです。

取引が出来ないと、経済は活発化しません。

 

色々な問題点が出てきてしまう

こうして考えると、一回は上手く行ったように思えたRの負債ですが、取引不成立に終わってしまいました。

どの部分がダメだったのでしょうか?

もう一度、お金の5条件を確認してみましょう。

お金として機能するための5条件

  1. 信用と負債の関係であること
  2. 通貨単位が明確であること
  3. 譲渡性があること(誰かに譲り渡せること)
  4. 債務不履行の可能性が極めて低いもの(デフォルトが無いもの)
  5. 莫大な流動性があること(市場に出回る量が多いこと)

Rとコンビニ店員の間で、取引が成立したので、お金の5条件の1番の「信用と負債の関係」は満たしています。

 

しかし、2~5の条件を満たしていません。

お金が負債であり信用であるなら、誰でもお金を創造できます。

Rでもお金を創造できます。いつでも、どこでも、好きな形で。

だって、負債とか信用なら、個人でも負債を上の例のように作って取引ができますから。

 

さて、なぜ、現実の経済ではお金として流通しているのは、中央銀行が発券した紙幣や、政府が発行した硬貨なのでしょうか。

そこに、お金の難しさがあるのです。

 

負債は誰でも作れるけど、その負債がお金として流通するかどうかは別の話

貨幣 負債 お金

負債であることは、お金になるための必要条件ですが、十分条件ではないです。

負債だからといって、それが直ちにお金になるというわけでは無いということです。

それは、Rが発行した負債がお金として流通しなかったことを例にとればすぐにわかるはずです。

 

負債の中でも特殊な負債 それが貨幣(お金)

そして、一番最初に引用した文も確認しておきましょう。

ならば改めて問い直そう。貨幣の本質とは、何か。

この問題を巡っては諸説があるが、イングランド銀行は、その季刊紙(2014年春号)に掲載された「現代経済における貨幣:入門」において、「今日、貨幣とは負債の一形式であり、経済において交換手段として受け入れられた特殊な負債である」と述べている。

『富国と強兵』(2016)中野剛志 P54 赤字はRが付け加えたもの

 

負債だけじゃダメ。特殊な負債と言っていることを確認してください。

ここで言う特殊とは、お金の5条件の2~5を満たすという意味です。

 

特殊な負債を発行できるのが政府であり中央銀行

さて、ここでもう一度、お金の5条件を出しましょう。

お金として機能するための5条件

  1. 信用と負債の関係であること
  2. 通貨単位が明確であること
  3. 譲渡性があること(誰かに譲り渡せること)
  4. 債務不履行の可能性が極めて低いもの(デフォルトが無いもの)
  5. 莫大な流動性があること(市場に出回る量が多いこと)

 

ここで一気に、2~5の条件を満たす存在がいます。

それが、政府であり中央銀行の存在です。

 

日本円を例に取って確認してみましょう。

信用と負債の関係か?

1の条件はどうか。日本銀行券は中央銀行の負債です。

日本銀行が日本円を発行するときは、国債(資産)を買い取って、その反対として、日本銀行券(負債)を発行します。

負債です。信用と負債の関係が成立します。

*中央銀行のバランスシートを見てもらえればわかります。

 

通貨単位が明確か?

2の条件はどうか。通貨単位が明確であること。これも満たしています。

円です。何円と言う形で、数値化できます。

「Rから新発売のボールペンを貰える」は曖昧すぎます。

そのボールペンがどれくらいの価値があるのか、比較ができません。

日本円は、数値にして、物やサービスの間の橋渡しができます。

 

譲渡性はあるか?

3の条件はどうか。譲渡性があるかどうか。これも満たします。

あります。取引で紙幣は強制通用力を持ちます。

日本国内であれば、日本円は債務の弁済に使用できます。相手は拒めません。

Rの債務はいとも簡単に拒まれてしまいます…。

 

デフォルトの可能性は排除されているか?

4の条件はどうか。デフォルトの可能性が極めて低いか。

日本円はデフォルトの可能性が極めて低いです。

なぜか、政府や中央銀行は自国通貨建て(円)であれば、その債務を返済できないということはありえません。

なぜかというと、通貨発行権を保有しているからです。まさに文字通り、お金を創れるのですから、不履行になることはないです。

しかし、Rの債務はデフォルトの可能性があります。Rが夜逃げをした。約束を守らない可能性があります。

現実のRはそんなことしませんがw。

 

流動性はあるか?

5の条件はどうか。莫大な流動性があるかどうか。これも満たします。

国債の市場というのは、個人はあまり接点が無いですが、生命保険会社、市中銀行、政府、中央銀行などの間で取引されていて、その規模(流動性)は巨大です。

この点、Rの負債は流動性に乏しいです。新発売のボールペンを一本しか買ってません。

現実の経済を回せるだけの流動性がありません。無力ですw。

 

特殊な負債を創るには、それ相応の信用が求められる

さぁ、1つずつ、負債がお金として機能するための条件を確認してきました。

どうでしたか?

”お金”として流通するための負債を創るのは難しいのです。

なぜなら、市場で誰もが安心して取引できる負債(特殊な負債、つまりお金)を創るには、それに応じた信用が必要になるからです。

 

信用は簡単には創れませんからね。歴史、法律、制度、慣習、文化と言った過去の蓄積がものを言う世界です。

ぽっとでのRが簡単に信用を創れないのです。

 

さて、今回はこのへんで終わりにしておきましょう。

本当は、もっと書きたいことがありますが、次回以降の記事にしましょう。

 

まとめにはいります。

 

この記事で伝えたかったこと

  • お金は資本主義の経済システムの中で、超重要な役割を果たしているのに、ほとんどの人が、その本質や仕組みを理解していないこと。
  • お金の大前提の条件として、「お金は負債であり信用である」という点を理解すること。
  • 信用と負債の関係に加えて、通貨単位が明確、譲渡性があること、デフォルトの可能性が低いこと、莫大な流動性があるなどの条件を満たさないと、お金としては機能しないこと。
  • 負債は誰でも作れるけど、それが直ちにお金になるわけでは無いこと。特殊な負債を創れて始めて、お金として機能することになる。
  • 特殊な負債を創るには、膨大な信用力が求められるということ。
  • 現代のお金のしくみは、イングランド銀行から始まっていること。

 

この記事を読み終えた方には理解できる衝撃の事実があります、以下の記事も御覧ください。

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