お金持ちと貧乏人の格差

日本の社会の格差ってどうなってるの? やばいよ、やばいよの巻

日本の格差社会

日本の格差についてデータを確認してみましょう

データ

以前に、資本所得と労働所得について乖離が生じ、格差が拡大するのが資本主義の世界だと説明しました。

実際に日本では、どうなっているのかをデータで確認してみようよ、というのが今回の記事です。

 

今回使用するデータは、以下の4点です。

  1. ジニ係数の推移
  2. 生活保護受給者の推移
  3. 金融資産を何も持っていない世帯の推移
  4. 非正規雇用労働者数の推移

 

ジニ係数を確認してみようよの巻

ジニ係数

出典:平成26年 所 得 再 分 配 調 査 報 告 書

赤字はRが加筆

ジニ係数とは、不平等を示す指標です。0から1までの値を取ります。

0が平等、1が不平等です。イタリアの学者さんであるジニが発明したことからジニ係数と呼ばれます。

ジニ係数が1に近づけば近づくほど、所得の不平等が生じていると言えます。

 

所得再分配前のジニ係数を見てください(赤で囲った部分です)。

一貫してジニ係数が上昇しています。

所得の不平等の度合いが高まっていることを示します。

 

所得分配後のジニ係数は横ばいになっています。

つまり、税金と社会保険料で、その格差を是正しているということです。

資本主義は格差を自動的に増大させる、というのは正しいようです。

政府が介入しない限り、格差はものすごいスピードで進んでいくのでしょうね。

 

特に社会保険による格差是正の効果が大きいことが図からわかります。

 

生活保護受給数の推移を確認してみようよの巻

生活保護 推移

出典:生活保護制度の現状について

平成7年頃から、尋常じゃないスピードで生活保護の受給者数が拡大しています。

直近で言うと、平成27年3月がピークで、214万人の生活保護受給者数がいました。

 

すごい数ですね。生活保護というのは、明日食うにも困る貧困度の高い人達のことです。

そうした人たちが日本全国に214万人もいるのですよ。こりゃあ、凄い。

 

2008年にリーマン・ショックがありましたが、そこを起点にさらに増大してますね。

金融ショックで、実物経済に影響が出て、失業やら倒産が多発しましたから、そのせいでしょう。

 

この生活保護の受給者数の推移を見ると、貧困や格差が増大していることもわかりますね。

 

金融資産を何も持っていない人たちの推移を確認してみようよの巻

金融資産の有無

出典:金融広報中央委員 「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査] (2017年) 

株やら預金やらの金融資産を何も持っていない人たちの割合の推移です。

直近の2017年のデータを確認してみると、31.2%ですね。

 

これも結構凄いと思いませんか?

3分の1が何も貯蓄やら金融資産を持っていないのですよ。

 

ストック(貯蓄)が無く、フロー(毎月の給与)だけで生活してるってことですよね。

フローだけで生活してる人って、何かのショックに弱いです。

病気になって働けなくなったとき、どうすのか?

終わりです。フロー(給与)が途絶え、ストック(貯蓄)がなければ、そうなりますよね。

 

こうした人達が、3分の1もいるんですから、なかなかのことです。

こちらのデータも、一貫して上昇しているようですね。

 

非正規雇用者数の推移を確認してみようよの巻

非正規雇用の増大

出典:厚生労働省:非正規雇用の現状と課題

非正規雇用労働者とは、給与が少なかったり、雇用が安定していなかったり、福利厚生がきちんと整備されていない会社で勤務してる人たちのことです。

正規雇用者と非正規雇用者の間では格差が拡大していきますよね。

 

その非正規雇用労働者数が、どのように推移してきたのかを示したのがこの画像です。

すごいですね。

政府が新自由主義路線に切り替えて、市場原理を適用した結果、凄い勢いで非正規雇用労働者数が増大してますね。

 

平成29年時点で、全労働者数の37.3%の2036万人が非正規雇用労働者です。

このグラフを見てびっくりしました…。

ここまで、非正規雇用労働者数がここまで増大しているとは…。

 

これですから、消費が拡大しないのも、わかるわけです。

皆が将来に不安を覚え、貯蓄も無く、少子高齢化が進み、負担が増大し、子供も産めない。

暗い話しかありませんね…。

 

実感もそうだけど、データで見ても日本の格差は拡大している

Rは仕事柄、こうした貧困層と対面する機会が多いので、実感はありました。

 

貯金が一切無い。基本的に家計の収支は赤字。

働けなくなったら、生活保護へ直行。

収入は2ヶ月に1回5万円の年金のみ。

雇用解雇されて、就職先が1年も見つからない。

自殺しようと考えてる。

 

新規採用で配属されて、いきなり社会の現実を見せられました。

「これが日本の現実なのか…」

もう本当にびっくりしましたよね。

 

世間では金融緩和で、株式やら不動産を持ってる人たちがウハウハ状態。

一方、職場に行くと、そんな話とは無縁の人達がわんさかいるのです。

そんな家庭に生まれてしまった子供の未来は、もういわんやですよ。

 

これが貧困の連鎖なのかぁ。

「普通」という言葉が通用しない世界です。

普通であることが、どれだけありがたいことなのか、それを感じる毎日です。

 

データでみても、日本の格差は拡大しているんだな、ということがよーくわかりました…。

 

 

この記事で伝えたかったこと

  • 日本の格差は実感もあるけど、データでも示されている。
  • 生活保護受給者数は、ものすごい勢いで上昇してきた。2017年3月時点がピークで約214万人。
  • 金融資産というストックが何も無い世帯は、全体の3分の1。
  • 非正規雇用労働者数もほぼ一貫して上昇してきており、その数は全労働者の約37%である2036万人。

 

さぁ、こうした悲惨な現実から這い上がるには、まずどうすれば良いのか?

解説記事を前に書いています。

>>「格差が拡大する時代? まずは自分達が生きている世界のルールを知ることから始めよう」

 

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公務員 投資家R
公務員 投資家R
20代地方公務員。投資、公務員、読書、映画などの情報を発信しています。21世紀は「信頼と信用」が何よりも重要になってくると考えて、ブログを運営しています。利益だけを追わない、信用を貯める。利益は後から結果的についてくる。

POSTED COMMENT

  1. おみそ より:

    金融資産や預貯金口座に残高がない人がこんなにいるなんて、これは衝撃的ですねぇ…
    キッチリ、貯蓄できるように育ててくれた親には本当に感謝です。

    ジニ係数は初めて見ましたー、とても勉強になりました!

    • 私も今回の記事を書いていて自分が勉強になることが多かったです。
      意外と居るんですよね、金融資産ゼロの人が…。
      マネーリテラーシーを与えてくださった親御様には感謝しか無いですね(*^^*)

      ジニ係数はイタリアのジニさんが開発したため、ジニ係数と呼ばれているみたいです。

      コメントありがとうございました!

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