お金持ちと貧乏人の格差

21世紀は、貧困と格差が拡大する時代!? 「21世紀の資本」トマ・ピケティ

トマ・ピケティ 『21世紀の資本』r>g

21世紀の資本 トマ・ピケティ

 

トマ・ピケティの『21世紀の資本』は世間で大変有名になったので、知っている人が多いですよね。

カピタルが大学4年生のときに、出版された本です。

大学の本屋に平積みされていて、「もの凄い分厚い本だなぁ」と思った記憶があります。

これを卒論で扱うことになるとは思いませんでしたが…(笑)。

 

この本の題名は、『LE CAPITAL』です。

カピタルの名前は、ここから来ています。「資本」という意味です。ラテン語で資本のことを、カピタルと言います。

「どんな所から名前を取ってるんだよ」とツッコミが入りそうですが…(笑)。

 

この本、凄く分厚くて、600ページ以上あって難解なんです。

この本を通読しようとすると心が折れます(笑)。

文字で追っていくと、疲れちゃうので、グラフや図を見ていくだけでOKです。

それだけで、ピケティ教授が言わんとすることはわかります。

 

ピケティ教授が示したこと r>g

資本収益率と世界経済成長

引用:https://cruel.org/books/capital21c/pdf/F10.9.pdf

 

ピケティ教授がこの本で一番示したかったことです。

つまり、「投資から得られる収益(r)>働いて得られる収益(g)」の状態は太古の昔から連綿と続いてきた、ということです。

 

汗水たらして働いてもらうお金よりも、不動産や投資で得られる不労所得のほうが、人類の歴史を通じて常に上回っていたということになります。

普通に生活してると、感覚的にわかるようなことですが、それをきちんとしたデータに示したのがピケティ教授の功績です。

 

所得格差のデータを確認してみる

所得の格差を示したデータがピケティ教授の本に載っているので、それも確認してみましょう。

 

一番わかりやすい国の例を示しましょう。

はい。アメリカです。

米国での所得格差

 

引用:https://cruel.org/books/capital21c/pdf/FI.1.pdf

 

これも大変有名なグラフです。

所得の格差がものすごいスピードで進んでいるのを確認できます。

アメリカの全所得のうち、トップ10%がどれだけの比率を示しているかを示したグラフです。

 

最高値で50%!半分ですよ!

アメリカの全所得の半分近くを、トップ10%の人たちが占めてるってことです。

このグラフを見たときは、凄い衝撃を受けました。

 

お金持ちは、どうやってそんな所得を稼ぎ出しているのか!?

みなさんが気になるところですよね。

お金持ちはどうやって、お金持ちになっていくのか

それも、この本のグラフからわかります。

 

結論をいうと、資本からの収益です。つまり、r、キャピタル、不労収入、言い方は様々ですが、とにかく資本からの収益です。

これは、世界的にそうです。資本主義を採用している国が多いですからね。

資本所得の多さ

引用:https://cruel.org/books/capital21c/pdf/F6.5.pdf

 

各国の所得のうち、資本所得がどれだけを占めているかを示したグラフです。

だいたいどこの国も、2~3割がこの資本からの収入になっているのです。3分の1です。

結構大きいですよね?

 

格差が拡大していく中で、私達はどうすれば良いのか?

ホームレス

想像を絶するスピードで、世界各国で、貧困層と富裕層の格差が拡大しています。

第三次世界大戦が勃発しない限り、このまま格差は拡大していくと、カピタルは考えています。

 

カピタルは第三次世界大戦は、起こることはないだろう、と思っているので、このまま格差が拡大していくことに賭けています。

良い悪いの話じゃなくて、実際にそうなってきたし、これからもそうなるだろうという話です。

 

もちろん、格差の拡大を無法図にしておくのは、カピタルも反対です。

カピタルが公務員になったのは、弱者切り捨ての社会の風潮が強まり、そんな社会を少しでも是正したいという強い思いからです。

 

そうはいっても、資本主義の冷血で残酷な現実は、我々を容赦なく襲ってきます。

対策を取らないと、資本主義の暴力的な側面に、対抗できず、なすがままにやられるだけになってしまいます。

 

一体全体、私達はどのようにして、この残酷な資本主義を乗り切ればいいのでしょうか??

その方策について、具体的にどうすれば良いのかを次回以降の記事で明らかにしていきます。

ぜひ、お楽しみに!

 

この記事で伝えたかったこと

  • ピケティ教授の『21世紀の資本』は難解なため、グラフだけ見ておけばOK。
  • 人類の歴史を通じて、「投資から得られる収益(r)>働いて得られる収益(g)」が続いてきた。
  • アメリカの全所得の半分は、トップ10%の所得になっていること。それほど格差が拡大しているということ。
  • お金持ちは、資本からの所得で資産を増大させてきたということ。
  • 富裕層と貧困層の格差は今や是正できなくなり、今後もその格差は広がっていくこと。

 

最後に『21世紀の資本』の表紙に書かれている文章を引用してこの記事をしめましょう。

資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す。

『21世紀の資本』トマ・ピケティ 表紙より

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公務員 投資家R
公務員 投資家R
20代地方公務員。投資、公務員、読書、映画などの情報を発信しています。21世紀は「信頼と信用」が何よりも重要になってくると考えて、ブログを運営しています。利益だけを追わない、信用を貯める。利益は後から結果的についてくる。

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