バランス感覚って本当に大事 その3 専門と教養

投稿者: | 2018年2月7日

前回は理論と実践のバランスが大切であることを書きました。今回は、専門と教養のバランスが大切であることを書いていきます。

専門おバカになっていませんか??

専門おバカ」と書きましたが、ここでは、専門分野については異常なほど詳しいけど、常識で考えたらありえないことを言ってしまう人のことを指します。

カピタルは大学時代に経済や金融の世界にいたので、わかります。経済学や金融論の世界には、この「専門おバカ」が多い気がします。合理的期待形成、標準偏差、リスク、シャープレシオ、ブラック・ショールズモデルとかなんとかの専門用語をいっぱい使って、常識ではありえないことを、説明してきます。

専門用語を使うと、単語の意味がわからなくても、カッコイイし、何かわかったつもりになります。思考停止に陥るわけです。専門の世界に入ると、みんなが同じ専門用語を使うし、みんなでなんとなくわかったつもりになっているのです。専門分野外の人たちは、「こんなこともわからないのか?」と自慢顔です。本当は、常識を持って、経済学にごく当たり前の疑問を持っているにもかかわらず。

リーマンショック 行き過ぎた専門主義

2008年に、リーマンショックという事件が起きました。サブプライムローンという商品が原因でした。この、サブプライムローンは、金融工学という専門主義の塊から生まれたものでした。専門用語やたくさんの数式を使用して、シンプルなことをいかに難しくするかが、専門おバカの得意技です。最新の金融工学をを使って、リスクはコントローされているので大丈夫だ、数学的に問題ないとしたわけです。

リーマンショックが実際に発生して、サブプライムローンの商品設計を本当に理解できているのはごくわずかの人たちで、リスクがどの商品にどれくらい混ざっているのか、実態を把握するのが困難になりました。

サブプライムローンは、所得が低い人や信用がない人に対するローンです。常識(教養)で考えれば、サブプライムローンのリスクが大きいとわかるわけです。それを最新の金融工学で持って、リスクを細かく分散させ、あたかもリスクが無いように見せたのです。リスクが消えることはありまえん。

教養を併せ持つ、専門家を目指そう

専門性を持つことは大切です。しかし、専門おバカになってしまうことほど知識人として悲しいことはありません。常識(教養)を養うには、自分の専門分野以外のことも勉強しないといけません。色々な学問を勉強することで、一度立ち止まって考えることができ、視野狭窄を防ぐことができます。たくさんの知識を総動員して、色々な面から、物事を検討する。こうした作業は真の知識人にしかできないことです。

カピタルも経済学を勉強していたので、わかりますが、これは注意していないとできないことなのです。専門分野の中に閉じこもるのは、気持ちがよく楽なのです。しかし、無理矢理にでも自分の専門分野以外の視点から批判検討を加える姿勢はとても大切です。そうした作業からしか素晴らしいアイデアは生まれせん。

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